板橋エスペラントクラブ

エスペラント語は1887年にポーランドの医師ザメンホフによって創案された国際補助言語です。ヨーロッパの言語をベースにした単語、シンプルな文法、わかりやすい発音が特徴の、学びやすい言語です。世界で100万人の話者がいると推定されています。わたしたちは、毎月第1・3土曜日、東京都板橋区成増でエスペラント語を学んでいます。言語、国際交流に興味のある方一緒に学習しませんか?

37.昨今のエスペラント界の国内外の情勢

 これまで幾度かエスペラント語は日本だけでなく、世界に話者のネットワークが構築されているとお話ししました。しかし、抽象的にただ言っているのでは実感がわかないと思います。
 そこで、これからは国内外のエスペラント界の主な情勢について、コラムを常設して紹介していくことにしました。
 その前に日本国内の会員間のコミュニケーションはどうしているか。
まずメディアは(一財)日本エスペラント協会で 月刊誌「エスペラント」を発行しています。これには外国人エスへランチストのエッセー一編。国内外の動き、国内トピックスのエス訳、綴り方添削教室、論文等々写真も交えて盛り沢山な記事が載っています。また財団法人ですので、当然各種経営委員会等の議事録や、決算等のやや硬い情報も盛り込まれています。協会ではまたこの世界では世界有数の図書館があり、これまた国内外のエスぺらんと関係図書を蔵しております。当然事務局を擁しており、常勤・非常勤を合わせて5名乃至6名が毎日、早稲田の自有ビルに出勤しております。ここをキーステーションとして世界の各国エスペラント界や世界組織の世界エスペラント協会(オランダ・ロッテルダム所在)はもちろんアジア各地域のエスぺランチストたちと連絡をとりあっています。
 さて、世界の組織は世界エスペラント協会であり、日本からも役員を選出して送りだしております。当然ここでは世界レベルの活動のサポート、世界大会の主催、数種の情報誌を出版しております。また国連との関係ではユネスコとの連携を深めております。各国の活動情報はこの世界協会(Universala Esperanto-Asocio ウニヴェルサーラ エスペラント-アソチーオ)がキー局になって流すこともあり、各国が交互にダイレクトに情報交換することもあります。発祥の國ポーランドではラジオ放送をながしており、当然インターネットでも聴取可能であります。
 長文になりましたので、今回はあらましを述べました。次回より個別にニュースをときおり写真を交えて掲示する事にいたします。