以下はNo38.と併読されることを希望します。
先日エスペランチスト仲間でこんな面白い話題がでました。内容がおもしろいので、話者には無断で、引用します。
なお、複数人複数箇所での話題ですので、当方で適当にミキシングしています。また★は仲間のコメント●は筆写のコメンとであります。
★イギリスのEU離脱により公用語はどうなるか、24公用語のうち他用言語は英独仏が圧倒的である。これにつき英語は公用語ではなくなる、いや経済的優位に立つ米国がバックにある限りは、その優位性は崩れないだろう、とする説です。むしろますます英語支配が強くなるのではないか。そこで多言語を標榜するEUにあってはエスペラントを採用するかどうか、で議論が沸いています。
みなさんはどうおもわれますでしょうか?
●筆者コメント
欧米ではエスペラント語話者は少なからずいまして、縦文字文化人である東洋人とくに日本人よりはアレルギー(と言えるかどうかは別として)が少ないのが事実です。国際連盟事務次長だった新渡戸稲造かエスペラント語の公用語化を提唱したが、圧倒的勢力のあったフランスの反対に会い潰え去ったのですが、一方第二次大戦後に発足した国際連合ではユネスコで言語問題をとりあつかっています。
★世界エスペラント協会の請願(100萬人以上の個人と1500万人以上を擁する団体が署名)に対して、
1954年には世界友好言語であることの確認決議、
1985には2年後に控えたエスペラント100周年を祝し、かつ事務総長に対し
『異なる民族と文化の間の理解を改善する手段としてのエスペラントの発展を 引き続き、注意して追尾するよう、事務総長に要請』しており又国際NGOに対し、『会員間に情報を周知する手段としてエスペラントを用いる可能性を研究する様、国際非政府機関 (NGO)に勧める。』
決議をしています。
●筆者コメント
1985年には多少は伸展したものの世界における言語環境としてのエスペラントの位置づけは現状は上記の通りであります。科学の分野にも論文執筆を併用する学者もでてきております。
今後さらに踏み込んで、国際機関にアプローチしていく必要があります。世界エスペラント協会はユネスコと常時接触協議をしておりますことを付言します。