板橋エスペラントクラブ

エスペラント語は1887年にポーランドの医師ザメンホフによって創案された国際補助言語です。ヨーロッパの言語をベースにした単語、シンプルな文法、わかりやすい発音が特徴の、学びやすい言語です。世界で100万人の話者がいると推定されています。わたしたちは、毎月第1・3土曜日、東京都板橋区成増でエスペラント語を学んでいます。言語、国際交流に興味のある方一緒に学習しませんか?

29.研修旅行(2014.05.28-30)

 ほぼ毎年研修と称して合宿旅行をしています。主催する母体は三木会(さんもくかい)という広域学習グループですが、私どものクラブ員もその構成メンバーでもありますので、3名が参加しました。当初は10名の予定でしたが、次々と故障者がでて8名となりました。充分に熟年ではありますが、みな元気よく旅を愉しんできました。このときは旅ですから、エスペラントはあまり使いませんが、でも精神だけは忘れず、好機を捉えては随所でその魅力を振りまいてまいりました。この左右の写真は「奇跡の一本松」関連の写真で、松の奥に写っているのは、ユースホステルだった建物の残骸です。

初日は東京→一ノ関→気仙沼→市内見学→渡し船で大島・同泊。翌日は島の最高地点亀山(▲235m)より火の海と化した気仙沼湾を遠望→本土へ戻り大船渡線沿いに走るBRT(Bus Railed Transit)バスで「奇跡の一本松」で下車・現地見学・その松の麓で弁当→盛(さかり)を経由して4月に復旧開通した三陸鉄道南リアス線途中の「三陸」駅で下車、民宿に投宿。気仙沼同様「陸前高田」市の一本松地区?は一望千里なにもなく、ただひと山を崩して「かさ上げ」土砂材の運搬に、巨大ベルトコンベアーが林立するサマは壮観でした。一行は前夜の「とまり荘」に別れを告げて、こんどは釜石へ・・・時間の都合で釜石では駅構外には出ず釜石線で遠野経由新花巻で新幹線・東京というコースでした。釜石線はご存じ宮沢賢治ゆかりの「銀河鉄道」です。列車ダイヤは1〜2時間に1本という頻度のため、自在に途中下車とはいかず、遠野のみ途中下車して『遠野物語』の里を散策しました。快速電車が停車した各駅では駅名表示板とモニュメントにみな「エスペラント名」が銘記されていますので、その写真を車中から撮影するのに大忙し。そのつどあっちだ、こっちだと電車の中をいいおじさん、おばさんが右往左往するサマは外の乗客はなにごとかとさぞ思ったことでしょう。 左下の写真は遠野駅の
エスペラントによるニックネーム標識です。フォルクローロ(Folkloro)とは「民話」という意味です。いずれも賢治の童話にちなんだネーミングとなっております。旅行中メンバーは機会ある毎にエスペラントのなんたるか、を説明して大いに気を吐いておりました。写真の上でダブルクリックすると拡大されて見やすくなります。
 この記事を書いている6/1は日曜日です。偶然にもTV人気番組の「笑点」では大船渡からの放送でした。